コクリコ坂から★★★★おそらく、ジブリの中で一番規模の小さい物語。エブリデイ・マジックも何もない、1963年横浜の純粋な小さい恋物語。『安っぽいメロドラマ』なんでしょう。
ジブリらしい緻密な背景美術は健在。「カルチェラタン」や横浜の商店街、料理のシーンなど見ていてわくわくする作画はさすがです。
ブラックスワン★★★怖い。主人公の記憶と認識が混濁して、何が真で何が虚なのかがわからない。真実と虚構、美と醜、愛と憎。二面性がテーマとなっているのは、映画のタイトルからも明らか。黒い白鳥はどうして生まれたのか。
アンダルシア-女神の報復-★★★+織田裕二演じる黒田がとにかくかっこいい!クールで大胆な行動をするけれども、礼儀は欠かさない。驚かせたご婦人に「失礼」と挨拶してから走り去る姿が印象的です。俳優と背景を楽しめる映画でした。
ハリーポッターとアズカバンの囚人★★★ルーピン先生の部屋の脊椎骨のランプなど、画面を美しく見せる調度品がすごく好きです。シリーズを通じて言えますが、どの部屋ひとつとってもインテリアが完成されていて、魔法の世界を演出しています。
鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星★★序盤からアクションがてんこ盛りです。原作者の荒川さんはB級映画が好きとのことで、これは好みだったんじゃないでしょうか。もはやお馴染み感のある列車アクション、ヒロインのスタイルと髪でうまく魅せた落下シーン、動く動く。
今までのボンズ制作鋼アニメの中では、原作絵に近い方という気がします。髪の先を丸めにしたアレンジは面白いなと感じましたが、黒髪のロイなどは不格好になってしまいますね。エドの瞳に、下から緑の反射光が入れてあるのがとても綺麗で、画面に映えます。作画が全編通じて良かったです
以下ネタバレかつ辛め考察もどきミロスの地の描写について。
民族衣装はジブリアニメのナウシカを参考にしたかのような意匠です。中央アジア文化圏のかほりを感じます。というか冒頭シーンはぬるぬる動きすぎて本気でジブリかと思いました。
現代ミロスは中世イタリア系を感じる色使いと密閉性があります。れんが系。クリーム色の壁にオレンジ屋根が、フィレンツェなどを彷彿とさせます。しかし謎の細いトロッコ橋的なものが不思議すぎますね。見た目重視なんでしょうが、あまりにもあまりにも。
谷底ミロスはゴミから作られているのか、トタン製の東南アジア系低所得地域を思わせるつくりです。
古代ミロスは、中世ドイツの街並み的です。うん。いや木材の配置とかすごすぎるけど。
気候も考えると、おかしい気がします。地理の知識もないので、違和感を感じているだけなのですが。
ミロス付近の地形から:植生なし。ミロスの丘以外にも、グランドキャニオンのよう⇒砂漠気候
民族衣装から:中央アジア的⇒ステップ気候
現代ミロスの建物:密閉性高め。⇒西岸海洋性気候〜地中海性気候?
谷底ミロスの建物:密閉性低。材料が限られているため(ゴミ)仕方ないか?
古代ミロスの建物:密閉性高。 ※ただし木材の使用あり。どこから?
砂漠気候の地域で古代ミロスの建物(ドイツ的)が出てくると、さすがに違和感を感じました。古代と現代で大規模な気候変動でもあったのでしょうか。古代は木材も十分使われていることもあり、気候変動が実際にあったのかもしれません。工業活動で砂漠化したとも考えられます。